案内人 松本 貢
昭和37年7月30日生まれ 血液型O型
南部川村森林組合勤務
地元南部川村と自然を愛する2児の父親です

南部川村森林組合では本業である山を育てる業務「植林や間伐」を
行う一方、地域特産品「紀州備長炭」の振興に貢献するため、原木
林育成や生産者への支援活動、また情報の提供や地元産備長炭の販
売も行っています。

今、人気です
「備長炭」はここ和歌山で生まれ、長年皆様に親しんできてもらいまいたが、
今ほど高い人気を得たことが過去にあったでしょうか。
備長炭は本物志向や、健康意識の高まりからさらに需要は拡大し、国内生産
量では対応しきれないため、最近では海外に製炭技術を学ばせ、輸入備長炭
までが出現してきました。
備長炭ブームは止まることを知らないのでしょうか。

備長炭のこと、もっと知ってください
私たちは今の現象を歓迎する反面、少し心配もしています。
なぜならばこのブームにより、備長炭と言うブランド名だけが先走り状態と
なり、肝心の内容が忘れられているように思うからです。

確かに備長炭は世界中の木炭で最高の品質を誇っています。
でも機械化された製炭炉では、このような優れた木炭は出来ません。
熟練された製炭士の技と、だれにも負けないいい炭を作りたい、という熱い
情熱があってこそ最高の備長炭が生まれるのです。

今備長炭に関する情報は、焼き物が美味しくなる、空気や水を綺麗にする等、
その機能性について多く語られていますが、備長炭が生まれてくるまでのプ
ロセスは知られていないことが多すぎます。
このブームが一時的に終わることなく、将来に向け安心して備長炭の生産が
続けられるためにも、いまこそ最も大切な本質を知ってもらうことが求めら
れています。

私たちの気持ちを伝えたい
そういうわけで「紀州備長炭あつあつ情報局」では、日本一の備長炭の産地、
和歌山県南部川村の現場から生産者の紹介を始め、備長炭が完成するまでの
行程、美しき里山の姿を交え、皆さんに暖かな情報を提供していきます。
自作ホームページで充分な表現は出来ませんが、私たちの想いが備長炭を愛
する多くの方々に少しでも通じることを期待しています。

最後に一言
備長炭は私たちを幸福にしてくれる自然が与えてくれた貴重な宝物です。
どうか生涯の友として、長く仲良く付き合って下さい。


かわいいウバメガシのドングリ


南部川村にある紀州備長炭の情報発信基地
「紀州備長炭振興館」


のどかな里山が広がる南部川村