植物は光合成により二酸化炭素を体内に取り入れ、有機化合物を作り代わりに酸
素を放出することは皆さんもご存じですね。
しかしこの空気清浄樹である大切な森林が、地球規模で進んでいる森林伐採や酸性
雨による立木衰退により毎年約2000万haが失われています。
日本の森林面積約2500万haと比較すれば、その喪失量は莫大です。

それに加え急速な人口増大と化石燃料の大量燃焼により二酸化炭素は年々増加し続
け地球温暖化をはじめとする環境破壊は年々進行しています。
私たちの母なる星「地球」は今苦しんでいます。

こうした地球規模の環境破壊を止めることは困難ですが、もうこれ以上失われてい
く自然をこのまま見過ごしていくことは出来ません。
私たちもどんな小さなことからでもいい、何か自分たちに出来ること始めませんか。

自然を守りたい、子供たちに緑を残してやりたい。
地球上の全ての人間がそう思えるようになったとき、自然は私たちの元に返ってく
ると信じています。

すでに全国各地で市民参加による森づくり、雑木林再生運動が行われているようで
すが、こうした地域運動がさらに盛り上がるよう南部川村森林組合でも昨年から緑
化活動に関心のある方々に木の実(ドングリ)の支援サービスを始めています。

カシの実が落ちる毎年11月頃、私たちは山に入りウバメガシやカシなどの可愛い
ドングリを拾い集めます。
皆さまの中でも、私たちの集めたドングリを植えてみたい、育ててみたいと希望さ
れる方には無料で差し上げますので、メールでお問い合わせ下さい。
南部川村の山で育ったドングリたちを、皆さん方の暖かい愛情で立派な木に育て、
そしてたくさん増やしてください。

それから皆さんの地域でも市民団体による「森づくり活動」などが行われておれば、
是非それに参加し立派に育った苗木を山に返してあげてください。
きっと自然はあなたの参加を待っていますよ。