使いはじめの前に


<洗浄処理>
市販されている燃料用の備長炭は、窯で消化時に使われる消し粉が付着しており、表面が白っぽくなっています。
用途としてご飯用に使ったり、飲料水用に使われる場合は、水道水でこの消し粉を良く洗い流して下さい。
落ちにくい場合はタワシでよくこすって下さい。
くれぐれも洗剤は使わないように。
備長炭が洗剤を吸収してしまうからです。

<煮沸処理>
次に良く洗った備長炭を熱湯殺菌します。
水の入った鍋の中に備長炭を入れ沸騰するまで沸かします。
沸騰が始まると火加減を弱火にし、さらに10分間沸かし続けます。
煮沸の終えた備長炭は日陰で約1日乾燥させます。

さあ準備は出来ました。
この備長炭、あなたなら何に使われますか。

<品質の良い備長炭をお選び下さい>
最近、暮らしの中で備長炭の必要性が見直され活用されておられる方々が増えてまいりましたが、くれぐれも品質の良い紀州備長炭をお使い下さい。
品質の悪い備長炭とは、焼く際の温度が低温であるため堅く焼き締まっておらず、水に入れてお使いですとすぐに砕けてしまいます。
また何度洗っても黒い粉が出てくる木炭も問題です。
備長炭を購入の際には、生産窯元を良く確認する事が備長炭と長く付き合うための第一歩です。