おいしい水の作り方
白い灰のついた備長炭を浄水用に使う場合は、次のような洗浄煮沸処理が必要です。 白く付着している灰を、タワシを使い流水できれいに洗いおとします。 ひび割れの中も丁寧に洗ってね。 この時絶対に洗剤を使わないで下さい。 次に煮沸消毒をします。 水の中に備長炭を入れ、水から煮たてます。 煮沸したら「とろ火」にして約10分間ほど煮ます。 この時、備長炭の断面から多くの気泡が出てきます。 備長炭を鍋から取り出し、ザルにあげ水を切って冷まします。 備長炭の中には煮沸の際、半分に割れる物もありますが、効果に変わりはないのでそのまま 使ってください。 良質の備長炭でない、粉々に砕けるほどやわらかい炭の場合は使用しないで下さい。 水洗い終えた備長炭は、乾燥のため1日陰干しして下さい。 【お水に備長炭を入れよう】 使用する備長炭は、水1リットルに対し2本(直径3センチ、長さ7センチ)が目安です。 水を入れておく容器は、鍋のように口がひろく、材質はステンレス、ホウロウ、ガラス、陶器 等がおすすめです。 水にほこりが入らないように、フキンをかけ1~2昼夜おきます。 口に栓のできるポットやボトルは、カルキの揮発を防止してしまうため、適切ではありません。 出来上がった水は、飲み水の他、料理用、お茶、コーヒー、水割、氷づくりに最適です。 残った水は冷水ポットに入れ、必ず冷蔵庫で保管して下さい。 おいしい水の温度は10~15度といわれています。 冷水ポットの中に備長炭を入れておくと、完璧です。 注意点 備長炭で処理した水道水は、殺菌に必要なカルキ(塩素)が少なくなっているため、1~2日後に 必ず使い切るように。 特に夏場には1日で使い切って下さい。 水出し麦茶などのパックといっしょに煮沸した備長炭を入れないように。 浄化した水に麦茶パックを入れるようにしましょう。 週に1度の割合で、新しい備長炭と交換します。 使い終わった備長炭は、吸着した汚れを取り除くため、最初行った煮沸乾燥処理を行います。 このように良質の備長炭であれば、何度も繰り返し使えることが経済的で優れた特徴なのです が、ミネラル効果は1ケ月、吸着効果は3~6ヶ月で衰えてきます。 取り替え時期を守って、定期的に煮沸再生処理を行うことが備長炭と上手に付き合う方法です。