「燃料用」
1300度で焼かれた備長炭は、炭素成分が非常に多く、逆に不純物が極めて少ないため、燃焼
時間が一般の木炭と比べて2〜3倍以上長く、燃やし始めのガスの発生が少ない。

一般の木炭と比べて水分が少ないため、焼き物がカラリと香ばしく焼ける。

燃焼温度が500度くらいで安定していて、団扇で扇ぐと1000度まで上昇させることが出来る。

パチパチはねたり、灰が飛んだりしない。



「生活用」
石のように硬質の備長炭は、熱湯で何度も煮沸しても型崩れしにくいため、ご飯用、飲料水用、お
風呂用に適している。

遠赤外線の発生量が多く、水に入れたとき、その水が活性化し、水の分子が小さくなる。
小さい水は、吸収力が高く、のどごしがスッキリとする。
また汚れを分解する力が高く、備長炭を使った洗濯法が最近注目されている。

備長炭を入れたお風呂に入ると、遠赤外線の影響でとても暖まり、湯冷めしにくくなります。
また備長炭には、カルシウム、マグネシウム、ナトリウムといったミネラル成分が含まれており、これが
お湯に溶けだし、アルカリイオンを含む温泉のように変化する。

マイナスイオンの発生量が他の木炭より高く、酸化還元力が高いため、排気ガスや有害電磁波など
で酸化された空気を中和し、自然に近い大気状態に戻してくれます。

これらの効果は、備長炭特有のものであり、一般の木炭(黒炭や品質の悪い白炭)では効果が半減
します。
お使いの前には、使う目的に応じた木炭選びを必ずして下さい。



「間違いない備長炭の見分け方」
最近の木炭ブームにより、現在市販されている備長炭の中には品質の劣る備長炭が高価で売られ
ているケースが多く見受けられます。
そこで購入する場合の「備長炭の見分け方」をお教えします。

1.炭の切り口(断面)が黒いダイヤのように光沢している。
2.手で触れたとき黒い粉が付きにくい
3.叩くと金属音がする。
4.備長炭の生産地がはっきりと表示されている。
  一般に市販されている備長炭には紀州備長炭(和歌山産)、土佐備長炭(高知産)、日向備長
  炭(宮崎産)、中国備長炭(中国産)、南洋備長炭(東南アジア産)などがある。