4.民有林における広葉樹林賦存状況
 1.広葉樹林面積  122,000ha
   広葉樹林蓄積 14,628千m3
     参考:人工林面積 209,000ha
         人工林蓄積 52,617千m3(平成2年4月現在推計値)
 2.樹種別広葉樹賦存量
樹種カシ類シ  イ コナラ サクラ類 
蓄積3,461千m32,729千m31,728千m3970千m3
割合23.7%18.7%11.8%6.6%
樹種シデ類ヤマモモクヌギカエデ類
蓄積540千m3427千m3227千m3172千m3
割合3.7%2.9%1.6%1.2%
樹種ブナその他

蓄積139千m34,235千m3

割合0.9%28.9%

 本県の広葉樹は、概ね122,000haあってその蓄積は14,628千m3である。このうち、常緑広葉樹の 主要樹種であるカシ類とシイで42%を占め、日置川、古座川及び熊野川流域に多い。 カシ類のうち備長炭の原木となるウバメガシは683千m3で広葉樹林全体の5%に相当し、大部分は日高 郡以南の海岸部(海岸線から概ね5km以内の区域)に広く分布している。  一方、広葉樹の主要樹種であるコナラとサクラは全体の18%を占め、富田川流域以北に多く分布し ている。 中でもシイタケ原木となるコナラは、1,728千m3で12%に相当し有田川以北に集中している。