6.原木林供給予測 備長炭(ウバメガシ)…………… 備長炭の適寸材でかつ経済林は235千m3あって、これは現在の年間 原木必要量約15千m3からみて概ね15年分に相当するにすぎない。 更に、ウバメガシの分布の多くは自然公園等の制限林であるため、現 実の利用可能材積はもっと少ないものと予想される。 シイタケ(クヌギ・コナラ)…… コナラ・クヌギの経済林は309千m3あって、これも現在の原木必要 量、約13千m3からみて概ね24年分に相当する。 <参考> 備長炭原木必要量 備長炭の生産量‥‥‥‥‥2,500t(元〜2年) 内訳 白炭(備長炭)2,400t 黒炭 100t 使用する原木‥‥……‥ウバメガシ 70% カシ頼 30% (収炭率)(比重) ウバメガシ(2,400×0.7)/0.12 / 0.99=14,141m3 カシ類 (2,400×0.3)/0.12 / 0.88=6,818m3 シイタケ原木必要量 シイタケの生産量‥‥‥乾シイタケ 73t(2年) 生シイタケ 423t(2年) 原木消費量(調達量)‥‥特用林産需給動態調査結果