口焚きと点火
解説


窯乃温度を高めるため、薪で口焚きをする。


窯だし後、すぐに木くべをした窯は余熱が高いため
口焚きは1日ぐらいですむ。


窯内温度が275度に達したとき、原木の炭化が始まる。
炭焼き師は温度計なしに、煙の臭いと色で状態を判断し、
口焚きをやめ、口をふさぐ。


煉瓦と消し粉を水で練った粘土で
口を塗り固め密閉する。


完全に空気を遮断すると、窯の火が消えてしまうので
小さな穴をあけ、少量の空気を窯に流し込む。